生産性向上、経営改善、収益拡大を実現する人材を育てます
デジタルトランスフォーメーション等による大変革の時代、パラダイムシフトが起こり、従来型のマネジメントや部分最適な生産革新が行き詰まっています。そんな中でも企業や従業員がもっと豊かになるための思考法・実践方法であり、トヨタ式をベースに米国で開発された、全体最適化・科学的根拠に基づくリーンマネジメントの考え方および生産性向上のための専門的ノウハウ、実践的な手法を学ぶことができます。
- マネージャーの育成
- 企業の経営改善を目指す
- 山形大学独自の科学的根拠に基づいたノウハウを教授
生産性向上・働き方改革を継続し、一人当たりの労働時間を短縮しつつ一人当たりの報酬を高めるための考え方・手法等を、専門的なノウハウを有し、数多くの企業での改善指導を経験している講師陣より学びます。
そもそも、リーンマネジメントとは?
プロセス管理を徹底することで製造やサービス工程において一貫してムリ・ムダなく最適な活動を行い、最小限の経営資源で最大の「顧客価値」を提供することを目的とした経営を行うこと。「必要なところは肉をつける投資」、「不要なところの肉はそぎ落とすカット」という感覚で自社の経営を正しく捉えて、企業経営の要素である「ヒト・モノ・カネ・情報」のそれぞれにメリハリをつけた資源投入を行い、経営改善を行っています。
新規事業の取り組みと対をなす、既存事業の収益改善の取り組みになります。
カリキュラム
マネジメント概論
DX時代のマネジメント、ビジネスモデル概論ほか
「リーン」とは、「贅肉が取れた」「ムダのない」という意味。ありたい姿を明確にして、以下の3つの本質的な考え方によって構成される経営手法です。この3つの考え方を学びます。
- 顧客の視点から価値を提供する
- 価値をもたらさない無駄を排除する
- 継続的に改善する
リーン生産方式、TWI、問題解決手法
線の改善、点の改善、ものと情報の流れ図(VSM)、仕事の教え方ほか
ムダを省いて価値を高めるためのリーン生産方式について学びます。また、管理者の役割、仕事の教え方、点の改善、線の改善の考え方、手法、事例等を学びます。
管理者の3つの役割- 物の流れをつくる環境を部下のためにつくるひと
- 任せられる監督者の養成
- モチベーションの向上につながるラインを作る
経営数字の見える化
財務状況・粗利の見方、付加価値を上げる方法ほか
粗利の重要性、収支で見る経営状況、費用構造を決める要素、利益感度分析等、経営数字の見える化の手法、必要性、生産性向上活動との関係性等を学びます。
- 価格を上げる
- 数量を増やす
- 原価(変動費)を下げる
- 固定費を下げる
県内企業における現場実習
工場見学、VSM作成、グループディスカッション、成果発表
講義で学んだことを生かし、実際の企業現場で改善の手法を学びます。
- 現地調査とVSM現状図作成
- 線/点の改善策(グループワーク)
- VSM将来図作成(グループワーク)
過去実績
2011年度〜2021年度までの10年間実施
(2011年度〜2021年度は、シニアインストラクター養成スクールの名称で実施)
企業・社会人参加者:累計178名
概要 | |
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カリキュラム | 全17回 |
受講日時 | 毎週火曜の開講(10:00〜16:00) |
開講/閉講 | 2024年7月/2024年10月(4カ月間) |
受講形式 | 通常講義はオンライン実施、特別講義は現地にてリアル実施 |
対象 | 社会人 |
定員 | 25名 |
受講条件 | オンラインの場合、受講者はタブレットまたはPC (カメラ・マイク付きとネットワーク接続環境を用意できる方) |
終了要件 | 全講義の75%以上のリアルタイム参加ができる方 |
費用 | 一人当たり 社会人:25万円 学生・大学院生:3万円(税込) ※教材費込 |